2020.04.12

次世代アスリート発掘育成プロジェクト 滋賀レイキッズ

2024年に開催される「 わたSHIGA輝く 国スポ・障スポ」 に向け、2014年からスタートした
次世代アスリート発掘育成プロジェクト(滋賀レイキッズ)も活気が増してきた。 修了生には、各競技の年代別日本代表も。
先輩に負けじと、2019年度の滋賀レイキッズも自らの限界突破に挑戦した。

知らなかった自分に出会い自信を育んだ18ヵ月

学5年から18ヵ月間のプログラムが組まれる「滋賀レイキッズ」。毎年、ボートやカヌー、フェンシング、ウェイトリフティングなど多くのスポーツを体験し、また基本能力を高めるコーディネーショントレーニングやリズムトレーニング、メンタルトレーニング、食育などさまざまな角度からアプローチし、選手の競技力向上をめざしている。

2019年度はラグビーやスポーツクライミングなどを加え、体験競技がさらに充実。また、今年3月に修了した第5期生(小学6年)は、昨年9月に1泊2日の合宿も行なった。
合宿では、運動や座学のほか、参加34名が5、6人に分かれてグループワークも実施。各々が良かったこと、困ったことを出し合い、それを1枚の模造紙にまとめた。頭を整理することで、さらなる競技力の向上に役立てた。
ボート競技で2024年の滋賀国スポ出場をめざす浦山敬大さん(長浜市立古保利小学校卒)は「(滋賀レイキッズで)スポーツは体の使い方や食事の摂り方が大事だと学んだ。多くの友達もできて良かったです」と話す。
滋賀レイキッズの経験を、硬式テニスの競技力向上に生かしたいという河野菜帆さん(大津市立平野小学校卒)は「色々な体験をさせてもらい、競技と日常生活のどちらに対しても、チャレンジ精神が以前よりも強くなった」と振り返る。
心・技・体。子どもたちは総合的に能力を高め、世界へはばたくための準備を整えたようだ。

修了生から年代別日本代表が3名誕生!

「滋賀レイキッズ」の修了生から3名がアンダーカテゴリー(年代別)の日本代表に選ばれた。アイスホッケーの北村さくら(第1期生)さんは、U-16/18日本代表として「IIHF2020女子U18世界選手権」に出場。同じく第1期生の渋谷樹里さんはアーチェリーのU-17/20日本代表に。そして第2期生の國友紅亜さんはホッケーのU-15日本代表として国際試合で活躍している。修了生が将来、日本代表として世界大会に出場することも夢ではない。その他、全国大会優勝者5名、全国大会8位以内入賞者12 名、都道府県代表として全国大会出場者36名など、毎年数多くの修了生たちが様々な舞台で活躍している。

*左から、北村さくら、渋谷樹里、國友紅亜(敬称略)

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