2019.01.18

[女子バレーボール]佐和山スポーツ少年団女子バレー部

2018年11月の 「滋賀県小学生バレーボール連盟秋季大会(Bゾーン)」 で、ノーシードの佐和山スポーツ少年団女子バレー部(彦根)が初優勝した。決勝ではシードチームの旭森スポーツ少年団に2-0のストレート勝ち。
キャプテン中村葵(佐和山小6年)は、優勝した瞬間にうれしすぎてコート上を飛び跳ねたと話す。

「サーブキャッチからセッターにいいボールを戻して速攻。 佐和山らしい試合で勝てて…気がついたら飛び跳ねてました(笑)。 しかも、相手はライバルの旭森だったので、余計にうれしかったです」

実は、佐和山小と旭森小は学区が隣接しており、卒業後は彦根市立東中学で一緒になる。それもあって、お互いにずっと意識してきた間柄。〝余計にうれしかった〞のは、そういう背景もあるようだ。

今年度の佐和山の特長は長身選手3人による破壊力。 その高さを存分に生かしたのが、セッターの山口心菜(同校6年)だった。

「みんながいいボールをつないでくれるので、私もしっかりアタッカーにトスをあげようと心がけた。今回の優勝はみんなでつかんだものだと思います」

上田庄一監督も勝因を 「3人のアタッカーにみんなでボールをつないだから」 と話す。だが、、キモになったのは 「サーブです」 と言い切る。普段の練習では約2時間中で30分〜1
時間をサーブ練習にあてる。そこにはこんな考えがある。

「うちはその年代のメンバーに合わせたバレーをします。今年なら高さ。でも、どの年代も変わらずに力を入れるのがサーブ練習。ジャンプサーブができる子はそれを、難しい子はフローターやドライブサーブを磨きます。試合はサーブから始まりますし、バレーの基本。 チームの代が変わっても、サーブの大切さは変わらないですから」

2月16日・17日の滋賀県バレーボール協会長杯小学生新人大会( 17日の決勝は、アミンチュてれびBBC杯争奪滋賀県小中高バレーボール大会として開催)は、5年生を中心にした新チームで行われる。佐和山は長身揃いの6年生が卒団し、やや小ぶりのチーム編成で挑む。 武器は、やはり磨き上げた〝サーブ〞である。



佐和山スポーツ少年団女子バレー部(彦根)
Profile/1993年創部。部員12名(3~6年)。練習は週3回(木・土・日曜日/佐和山小学校体育館ほか)。
滋賀県小学生バレーボール連盟の大会では、夏1回、秋1回の優勝を経験。
2018年12月24日開催の「第39回近畿小学生バレーボール選手権大会(奈良)」では16強に。

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